日本茶を語る上で重要な内の一人、永谷宗円(ながたに そうえん)の生家に行って来ました。
アクセスは非常に悪く、バスだと近鉄新田辺から1時間に1本程度。しかも最寄のバス停から徒歩25分だそうです。。
車で行ったのですが、生家に駐車場はないので湯屋谷会館に止めます。
山間ののどかな場所です。
看板があるのでわかりやすいですね。
歩いて15分くらいだそうです。
地元の人の車がたまに通るくらいで歩きやすいですね。
ところどころでこうして看板があります。
緑茶発祥の地ののぼりもありますね。ちょっとしたハイキング気分で楽しくなってきました。
小さい川のそばを歩いて上っていきます。
ちょうど前日に台風が近づいていたのでかなり道路に枝が落ちてました。
10分ちょっと歩くと左に見えてきました。
7月も中ごろでしたが敷地内には紫陽花がまだ残っていて綺麗です。
茅葺きの屋根が趣があります。
敷地内にはお茶の木も。
入口です。平日には生家内部の公開は行っていませんが、土日には見学する事ができます。
ということはもちろん、土日に行くべし。
今回は土曜日に行きました。昼過ぎに行ったのですが人の気配はありません。
内部はこんな感じ。靴を脱いで奥まで上がれます。
手前には板に囲まれたほいろがあります。
ここで永谷宗円は研究に研究を重ね現在の煎茶の作り方のもととなる永谷式(宇治製)煎茶製法を作り出したといわれています。
ほいろとは蒸したお茶を乾かしながら揉む時に使う台のことをいいます。
この上でお茶の葉を下から火であぶって乾かしていきながら揉みます。
現在でも手揉み茶はこのほいろで作られてますね。
奥にはテレビがあり、宇治田原のお茶についての紹介ビデオが流れます。
お茶も売られていますね。
でも、誰もいない…
30分くらい滞在しましたが最後まで人の気配は感じられませんでした。
生家のすぐ隣には茶宗明神社があり、永谷宗円が祀られています。
お茶は健康にいいとか言われますが、永谷宗円も98歳まで生きました。
200年以上も前の話ですよ。
永谷園の文字もたくさんありました。
ホント山奥にあり、ここだけ別の空気がながれていました。
涼しくて気持ちいい。
お茶好きが行くマニアックスポットとしてこの永谷宗円生家と茶宗明神社、いかがでしょうか。
歩いてくる途中にお茶壷の窓が。