今日は京番茶の美味しい淹れ方を研究してみましょう。
ミネラルウォーターによるお茶の味の違いはあるのでしょうか。早速やってみましょう。
お茶の葉の量は9g、お湯の量は390m、お湯の温度は沸騰直後、浸出時間は30秒です。
お湯はミネラルウォーターを電気ケトルで沸かしたものを使います。
廻し注ぎをした後にグラスに移して比較します。
500mlペットボトルを使ったら少し余ったので後で水を試飲して比較もやってみます。
せっかくなので日本茶を淹れるのに適していないと言われる硬水でもやってみます。
正直ミネラルウォーターで軟水を選んでおけばどれも美味しく淹れられると思っていましたが、ほとんどのお茶に違和感を感じました。お茶の香りが消えてしまうもの、後味が悪いもの、冷めてくると雑味を感じるもの、それぞれありましたが、これはすべて元の水の味が影響しています。
試しに水だけで飲み比べると水なんですが味を感じるものも多く、後味がすっとするもの、まろやかに感じるものなど全ての水の風味が違います。
お茶の成分のほとんどが水なので、お茶を淹れたときにその水の特徴がお茶でも残るというのは言ってみれば当たり前の事かもしれません。
硬水で淹れたお茶は本当に鉱物の風味が残るかなり違和感のある飲み物になっていました。
「水道水でお茶を淹れるといい」というのは日本が軟水というのもありますが、自分の家の水道水は普段飲み慣れているため水自体の味を感じる事がなく、つまりそれがお茶の風味を純粋に味わえるからだと気づきました。ということは、同じ水道水でも違う地域の水道水だと自分が飲みなれてないので違和感を感じる可能性は大きいということですね。なかなか興味深いです。