煎茶(並)-お湯の量による違い

今日は煎茶(並)の美味しい淹れ方を研究してみましょう。
お湯の量による味の違いを見ます。

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京都宇治茶、煎茶の並です。100g800円のお茶を使います。

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お茶の葉の量は一人当たり2g、今回は3人分を淹れるので6g急須に入れます。

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お湯は260ml(80ml×3+お茶の葉が吸う分20ml)を基本として170ml(50ml×3+20ml)、320ml(100ml×3+20ml)の3つで比較します。
温度は90℃、浸出時間は1分です。

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廻し注ぎをします。

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左から順に170ml、260ml、320mlです。真ん中の260mlを基本に比較します。
170mlはお湯の量が少ない分、渋味をより感じます。目が覚めるような渋味で、おいしいとは感じません
320mlは薄く、お湯っぽく感じます。薄いと舌に爽快感が残らず物足りなく感じます。
260mlはバランスがいいですね。
今回の茶碗は満水で150mlのものを使っています。仕上がりが50ml(1/3)は明らかに少なく、80ml(約1/2)もちょっと少なく感じます。100ml(2/3)は見た目のバランスが良かったので、80ml仕上がりにする場合は満水で120mlくらいの茶碗を使うといいと感じました。

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