新茶のお茶摘み(2015年)

ご存知の方もいらっしゃると思いますが私、日本茶インストラクターの資格を持っています。

ホントにいいお茶を飲んでもらいたい。
そのために自分が出来る事の一つは生産者とのつながりを持つこと。

ここでは生産者がどのようにお茶を作っているのかを知ることで
美味しいお茶とは何かを探ります。

幸い私は昔、茶農家で栽培・製造の手伝いをしていましたので、なんとなくイメージはわかります。

今回、京都の宇治田原にお茶摘みに行ってきました。
上の写真のように上に被覆をしているのが玉露茶園の特徴です。

写真は摘みやすくするために寒冷紗(遮光ネット)を寄せて明るくしていますが、
摘む前はかなり暗い状態です。

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晴天で温かい日が続いていたので新芽もよく伸びています。
これはさえみどり。

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摘み子さんたちは世間話をしながら和気藹々と摘んでいます。
でも手はすごいスピード(笑)。

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私も久しぶりにお茶を摘みました。
いろんな摘み方があるんですが、今回は品評会用のお茶なので芽と新しい葉しか摘みません。

ホントは茎に栄養があるので美味しいのですが、見た目を良くする為に
茎の部分は摘まずに一芯二葉と新しい葉だけを摘みます。
これ、少し大きいものになると一芯一葉で摘みます。

新芽はやわらかいので茎もポキッとつながる事も多いです。
その時には茎だけを外すのですが、
こういう細かいことはとても手間がかかります。
手摘みでないと出来ない事ですね。

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見てください、新芽はツヤツヤで光ってます。
しっかりと栄養がいきわたっている証拠ですね。

大きく見えますが、大きいものでも5cmくらいじゃないでしょうか。
ベテランの摘み子さんでも朝から晩まで摘んでもちょっとしか取れません。

ちょっと余談ですが、芽は小さいと形は良くなりますが小さすぎると養分が少なく美味しさも少なくなります。つまり小さいからいいというわけでもありません(小さすぎると逆に形は悪くなります)。

また、見た目が同じでも栽培管理(肥料の種類や量、施肥のタイミング)により内容は大きく変わってきます。つまり形がいい=味がいいというわけでもなく、形が同じ=味が同じでもありません。

美味しいお茶を作る人はその管理が上手いんです。
なので形だけで味を判断してはいけません。
形が悪くて味がいいものもあれば、形が良くて味が悪いものもあります。

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摘み子さんたち。恥ずかしいからと言って隠れてる方もいます(笑)。

今日私は6時間くらい摘みましたが、ホント大変です。
摘み子さんたちは8時間くらい摘んでました。
そんな大変な事をさらっとやってるみなさん。
「お兄ちゃん、また来てや」って最後まで笑顔でした。

多くの人の手がかかっている美味しいお茶を、
もっと広めていきたいと再確認した一日でした。
(2015/4/30)

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