今日は日本で一番多く作られている品種「やぶきた」が産地によってどう味が違うのかを調べてみます。
静岡県の天竜、2016年製造のやぶきたです。
5gのお茶に70℃のお湯を80ml注ぎます。
渋味は少なく、あっさり爽やかです。
こちらは滋賀県朝宮の2015年製造のやぶきたです。
5gのお茶に65℃のお湯を80ml注ぎます。
ほのかな甘みであっさりさっぱり。
こちらは滋賀県土山の2016年製造のやぶきたなんですが、萎凋させた煎茶です。
本来、日本茶って葉を摘んだらすぐに製造に入るのですが、しばらく置くことで萎凋し、独特の香気が生まれます。
5gのお茶に70℃のお湯を80ml注ぎます。
ちょっと花のような、青い感じの香りです。お茶というより草木の露を飲んでいるような感じですね。面白い。
こちらは和歌山県の2013年製造のやぶきた。少し形は大きめですが、艶があります。
5gのお茶に55℃のお湯を50ml注ぎます。
朝宮の茶に味の系統は似ていましたが、火が入っているので深み、渋味があります。
和歌山のやぶきたが一番好みでしたね。今回、萎凋させた煎茶を意識して飲みましたがこういう味もたまにはいいですね。