寒冷紗閉め

4月に入り、徐々に芽が伸びてきました。
これは出品茶に最近良く使われるさえみどり。

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茶園の中は霜対策で上に覆いが被せてあります。

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稲わらで編んだ「こも」と呼ばれる覆い。昔からあるやり方です。

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これが後一ヶ月もしないうちに茶摘みをする大きさになります。
濃い緑は去年からの葉で、黄緑の部分が新芽のところです。
この新芽の部分を一番茶では摘みます。

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畑が変わってこちらは京研283。収穫時期が遅い遅生品種ですね。

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見てください、同じ時期でもまだこんなに新芽が小さい。
ほとんどまだ出ていない状態です。

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畑におやっさんが来ました。

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こちらはやぶきたという日本で一番多い品種です。
今年は機械刈りをするということでこのように刈り込んでいます。

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ちょっと深く刈りすぎたようでほとんどまだ出ていないですね。

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今日は茶園に若い夫婦も手伝いに来ています。
二人はおやっさんのお孫さん。

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お茶摘みをちょっとしてから世界のお茶を始めとする生産地をまわる旅に出るそうです。
話を聞くとこれからが楽しみな夢が。いいなぁ。

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で、今日(4/11)の作業ですが今夜は寒くなるという事で霜に当たらないように寒冷紗を張っていました。この畑を、、、

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こんな感じに覆いをして霜から茶園を守ります。

先ほどのこもは手間がかかり、こも自体も今はほぼないのでこの写真のような黒い寒冷紗と呼ばれる資材で覆いをするのが今の覆い茶(抹茶、玉露、かぶせ茶)の主流です。

うぅ~寒い。
新芽が霜に当たると黒くなり、品質の悪いお茶になってしまうので早く覆いをしないと。
こうして愛情を持って茶園に接する事で良いお茶が出来るんです。

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