先日、サンプルのお茶をいただきました。
釜炒り茶で天日干しのしかも2年熟成させた珍しいお茶です。
香りがよく、熟成された味わいが昔の日本茶を彷彿させます。
これ、どんなところでどんな人が作っているんだろう?
このお茶を作っている畑に、作っている人に会いに行きたくなりました。
ということでやってきました奈良、山添村。
布目ダムのダム湖沿いを走ってちょっと山手に上っていくとその家はありました。
みとちゃ農園の栢下(かやした)さんです。
珍しい名前ですが、元は京都の美山の方の名前だそうです。
広~い敷地の家の前には茶畑が。
細長い葉が特徴のめいりょく。
こうしゅんとおくゆたかを植えた畑。
柿の木が茶園の中に。
宇治田原でも昔はこういう柿の木が植わっていて天然の覆いになる畑は多かったと聞きます。
茶工場も家の前にあります。見えるのが釜炒りのドラム。
揉捻機。
中揉機。これらを使って日干しもしながら香り高いお茶を作られています。
「香り」が特に重要なポイントなので新たに植える茶の品種は香りが特徴的なものを選んでおられます。
家に入らせていただいてちょっとお茶を。
いろんな話をしていると気がつけば2時間経過。
「そうだ、畑を見にきたんだ」と車で案内してもらいました。
借りている畑をいくつか通り過ぎ、
今年から借りて来年から摘む畑や、
「この畑からはじまったんです」っていう畑も。
そしてしばらく走ってみとちゃ農園のメインの畑に。
そこは伊賀盆地を見晴らす畑。
舗装道からも随分離れて周りは自然の音しか聞こえてきません。
とにかく気持ちいい茶園です。
「土も水もいいのでいいお茶が出来るんです」と言っておられましたが、それだけじゃなく、景色も絶景でした。
栢下さんです。
「おとなしい、静かな闘志を内に秘めた」寡黙な人と勝手に思っていましたが、明るくよく喋る人でした。
大和茶に多い縦畝の茶園で栽培管理のポイントなどを聞きます。
ふむふむ。
無農薬・無肥料の茶でいかにいい香りがするお茶を作るか、いろんな試行錯誤をされています。
これが大変でもあり、楽しみでもあるんですよね。
平日の昼間にお邪魔したのでお子さんは保育園でした。
いやぁ、楽しい!
来てよかった。
いろんなお茶を買ってきました。
野菜も面白いものがたくさんあるのでまたふらっと遊びに行こうっと。