今日は茶を淹れる時、注ぎ分けるやり方で味が何か変化するのかどうかを調べます。
上級煎茶を使います。
お茶の葉の量が6g、お湯の量が170ml、お湯の温度は70℃。
浸出時間は1分間です。
まずは1回で全て注ぎきります。
玉露など量が少ない場合に濃さを統一させるときにこの方法を使いますね。
そして注ぎ分けるのは12回に分けるのと24回に分ける2種類でやってみます。
12回は3杯を2往復廻し注ぎする場合、24回は4往復廻し注ぎすることを想定しました。
味の違いを見るために1つのグラスに注ぎます。
左から1回、12回、24回です。
回数が多くなるにつれて水色が濁ります。
味の違いですが、1回は薄いけど甘み、旨みが出ていて渋味が抑えられています。
12回では味が濃くなり、その分渋味が前に出てきます。
24回はさらに渋くなります。
味の違いが思った以上に出ていたので、まずはピッチャーなどに1回で注ぎきり、そこから茶碗に注ぎ分けると渋味が一番抑えられますね。勉強になりました。