レモン絞りを変えると味が変わる気がしたので、一度確認してみました。
味を比較するために一つのレモンを半分に切り、2種類のレモン絞り器で比べましょう。
まずはよくあるレモン絞り器です。中の皮をつぶさないように指で包み込むように絞るのがポイントです。
一つはそのまま注ぎます。これを①とします。
もう一つはティーストレーナーで漉します。これを②とします。
海外のバーテンダーがよく使うタイプはこちらのレモン絞り器かもしれません。
ぎゅっと絞り、レバーをちょっと上げるとジュースが出てきます。手が汚れません。これを③とします。
で、③をティーストレーナーで漉したものを④とします。
さて、写真では違いはわかりにくいですが、まずは外観から。
①透明(白)っぽいところと果肉が残ってるところがあります。
②均一で少し黄味がかってます。
③表面に油がこってりと浮いてます。
④表面に油がこってりと浮いてます。
そして味は、
①甘みを感じます。
②①に比べて酸味が強いです。
③酸っぱさが強く、レモンの香りが強く感じます。
④酸っぱさが強く、レモンの香りが強く感じます。
酸っぱさの強さは③④②①の順、味は①②③④の順にいいと感じました。
③、④の油は外皮から出る油分で、これがレモンの香りを強く感じる原因です。
どうしてもこのタイプは外皮も一緒に絞ってしまうので酸味が強く出てしまい、レモン本来の甘みが負けてしまいます。ただ、逆に言えば少ない量で酸味をつけることが出来るので、レシピに表記されている量の半分くらいでも酸味を足す役割は果たせます。
結構思っている以上に器具でレモンジュースの味・香りが劇的に変わりますね。
個人的には左の一般的なタイプのレモン絞り器で絞るほうが味のコントロールはしやすいと感じました。