今日は豆量の違いでどう味に変化が起こるのかの検証をコロンビア・アンデスコンドルで行います。
左から8グラム(4分の3)、12グラム(私の1人前)、18グラム(1.5倍)、24グラム(2倍)の量でやってみましょう。
挽き目はみるっこ、目盛り5、注ぎ始めの湯温が90℃で蒸らし30秒、抽出量を150グラムで統一します。これは8グラム。少なっ!!
これは24グラム、多っ!!
奥から8グラム、12グラム、18グラム、24グラムです。
8グラムは薄いですが、体に優しそうな味でコーヒーが苦手な方でも飲めそうです。
12グラムは飲みやすく、18グラムでは酸味が前に出てきました。
24グラムでは少し苦味が出て、酸味もさらに前面に出てきました。
ただ、豆の量が2倍になったから濃さも2倍になるかというとそうではなく、ちょっとずつ濃くなっていく感じでしょうか。
では、24グラムで抽出したコーヒーにお湯を足すと12グラムの味になるのでしょうか?
24グラムで抽出したコーヒー75グラムにお湯75グラムを加えてみます。
飲んでみると・・・薄い!なので今度はちょっとずつ加えて味をみます。
お湯を加えるとマイルドに、飲みやすくなるポイントがありました。
12グラムで抽出したものと同じにはなりませんでしたが、風味は結構似ているところまできました。
が、決定的に違うところがありました。
それは、酸味です。
お湯を加えると酸味が消えていくんですねぇ。
コーヒーの酸味を砂糖で変化させるのはエスプレッソではごく日常ですが、
コーヒーにお湯的なものを加えて味を変化させていくのもいいですね。
つまり、エスプレッソをお湯で割るアメリカーノみたいなアプローチをドリップでも行うと。
これは何かに使えそうです。