ジャグリングと所作

フレアバーデンダーはボトルやティンなどを空中に投げていますが、よく見るとその技術は大きく二つに分けられます。

それは、「ジャグリング」と「所作」です。

ジャグリングとは一般的にものを投げてキャッチすることを指しますが、その中でも私は「二つ以上のものが同時に空中にある状態になる」ことと定義します。

例えば右手にボトル、左手にティンを持ち、右手から左手にボトルを投げて、左手でボトルをキャッチする前に左手のティンを空中に投げて(この時、ボトルとティンの二つのものが空中に浮く状態になります)その後左手でボトルをキャッチし、右手でティンをキャッチする技はジャグリングです。

投げて、キャッチする前にまた投げるパターンですね。

よく見かけるのですが、右手にボトル、左手にティンを持った状態から右手のボトルを左手に投げて、左手のティンを右手に手渡しして左手でボトルをキャッチする技があります。
この場合、空中にあるのはボトル一つなのでこれはジャグリングの技術を使ってるとはいえません。

この一つのものを空中に投げてコントロールするのは「所作」です。

ジャグリングが目指すのは「複雑さ」「難しさ」「派手さ」。
所作が目指すのは「美しさ」「合理性」「スムーズさ」。

このように意識をするとフレアに興味がある時に、自分は「ジャグリング」がしたいのか「所作」をしたいのかが明確になってきます。

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