先日、茶品評会用のお茶を摘み、揉むのを見学しました。
出品茶と呼んでいるんですがこれがその茶の芽。
これは玉露なんですが出品茶の茶の葉は他の玉露と柔らかさが全然違います。
肥料の関係なんでしょうか。
茶園の中はかなり暗く、地面もぬかるんだりしていてお茶摘みも大変です。
もう土から違うのが良く分かります。
出品茶は基本一芯二葉で軸はいれずに摘みます。
大きくなって硬化したものや傷んでいる葉はもちろん、摘む時に引っかかって葉が切れてもダメなんです。選別しながら細かく摘むのが神経を使います。
出品茶用の茶摘はとにかく時間がかかります。
1~2時間毎に摘んだ葉を集めます。
集める時もお茶の葉を傷つけないようにそっと扱わなければなりません。
出品茶では50人を超える多くの人に摘んでもらうところもあるそうですが、ここは少数精鋭です。
こうして摘んだお茶の葉を出品茶用の工場に持って行きます。
お茶の葉は蒸して揉むことで形を作っていきます。
これはまず蒸したところ。
いろんな機械で揉んでいきます。
そうすることで細い、いいお茶が出来上がります。
出品茶と普通のお茶では揉み方が違うんですが、久しぶりに見せてもらいました。
お茶を摘む人もそうですが、揉む工場にいる人も8人くらいいて、とても多くの人の力で出品茶が出来上がっていくのを見ると手間がかかっているなぁとホント思います。