番茶-水道水の沸騰時間による違い

今日は番茶の美味しい淹れ方を研究してみましょう。
水道水を使うときにどのくらい沸騰させる時間を取ったらいいのかを比べてみます。

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お茶の葉の量は3人分9g。

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お湯の量は330ml、お湯の温度は沸騰直後、浸出時間は30秒。

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廻し注ぎをします。

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お湯は沸騰させてすぐのもの、5分間沸騰させたもの、10分間沸騰させたもので比べてみます。

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左から沸騰させてすぐ、5分間、10分間沸騰させたもので淹れた焙じ茶です。

今回実は、焦げの強い京番茶を煮出したやかんを使いました。
きれいに洗っても焦げ臭が残っていました。

沸騰させてすぐのものではやはりやかんに残った味がついていて美味しくありません。
5分間沸騰させたものになると嫌な風味がずいぶんと減りましたが、嫌な香りがまだ残っていました。
これが10分間沸騰させたものになると嫌な香りや風味がほとんど消えてお茶はちゃんと出せました。

ということはカルキ臭も時間をかけて沸騰させれば消えますし、お茶を淹れたときに何か違和感があれば、こういうやかんなども問題になることがあるということですね。

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