日本茶を美味しく淹れるためには適切なお湯の温度で淹れる必要があります。
今日はお湯の温度が適温になるのにどのくらいかかるのかを調べてみます。
沸騰したお湯を冷ますにはいろんな方法がありますが、今回は何もせずにただほっておいたらどのくらい時間がかかるのかを調べてみます。
今回、室温は25℃前後、エアコンの設定温度を26℃にしています。
お湯の量は550ml。電気ケトルで沸騰直後からの時間と温度を計ります
温度計はアナログ式とデジタル式でチェックします。
蓋は開けたまま、エアコンの吹き出し口からの風が軽く当たるところなので少し冷めるのが早いかもしれません。
早速始めましょう。30秒毎に計測します。
100℃-0秒
98.8℃-30秒
96.7℃-1分
94.6℃-1分30秒
92.2℃-2分
90.9℃-2分30秒
並級煎茶の適温、90℃になるには3分かかりません。
89.1℃-3分
87.6℃-3分30秒
86.2℃-4分
85.1℃-4分30秒
83.7℃-5分
82.7℃-5分30秒
81.9℃-6分
80.3℃-6分30秒
90℃→80℃の10℃下がるには3分30秒くらいかかりました。
79.4℃-7分
78.3℃-7分30秒
77.5℃-8分
76.3℃-8分30秒
75.2℃-9分
74.3℃-9分30秒
73.6℃-10分
72.8℃-10分30秒
72.1℃-11分
71.4℃-11分30秒
70.6℃-12分
70.0℃-12分30秒
上級煎茶の適温70℃になるには12分30秒かかりました。
80℃→70℃には5分30秒。
温度が下がるにつれて室温との差が少なくなるので時間がかかります。
69.3℃-13分
68.6℃-13分30秒
67.9℃-14分
67.6℃-14分30秒
66.8℃-15分
66.2℃-15分30秒
65.7℃-16分
65.2℃-16分30秒
64.7℃-17分
64.1℃-17分30秒
63.7℃-18分
63.2℃-18分30秒
62.8℃-19分
62.2℃-19分30秒
61.8℃-20分
61.3℃-20分30秒
60.8℃-21分
60.4℃-21分30秒
70℃→60℃には9分かかります。
59.8℃-22分
59.0℃-22分30秒
58.6℃-23分
58.2℃-23分30秒
57.8℃-24分
57.4℃-24分30秒
57.1℃-25分
56.8℃-25分30秒
56.4℃-26分
56.1℃-26分30秒
55.8℃-27分
55.4℃-27分30秒
55.1℃-28分
54.8℃-28分30秒
54.5℃-29分
54.2℃-29分30秒
53.9℃-30分
53.6℃-30分30秒
53.3℃-31分
53.0℃-31分30秒
52.7℃-32分
52.5℃-32分30秒
52.2℃-33分
51.9℃-33分30秒
51.6℃-34分
51.4℃-34分30秒
51.1℃-35分
50.9℃-35分30秒
50.6℃-36分
50.3℃-36分30秒
50.1℃-37分
37分10秒で玉露の適温50℃になりました。
60℃→50℃には15分かかっています。
40℃になるには1時間を越えてしまいました。
なんと50℃→40℃で29分かかりました。
大体の時間でまとめると室温25℃では
100℃→90℃ 3分
90℃→80℃ 3分30秒
80℃→70℃ 5分30秒
70℃→60℃ 9分
60℃→50℃ 15分
50℃→40℃ 約30分
やはり湯冷ましなどを使わなければ温度が下がるのに時間がかかりますね。
実際にお茶を淹れる時に冷めるまで待つというのは現実的ではありませんね。
容器の素材や大きさ、お湯の量や室温によってもこの下がる時間は変わりますが、一つの目安として参考になりますね。
また違う季節・条件でもやってみます。