玉露をミキシンググラスで淹れる

今日はバーで玉露を淹れる場合を想定し、バーツールで玉露を淹れてみましょう。

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玉露は注ぐお湯の温度が低いので、ミキシンググラスでも淹れることができます。
お茶の葉を10g、お湯の温度が50℃、お湯の量を60mlで2分間抽出してみます。

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お湯の量が煎茶など他のお茶に比べて少ないのでお茶の葉にお湯がかかっていない部分が出ます。そこで、2,3回軽く回してみたんですが、それによりお茶が濁ってしまいました。
当然、渋味なども濃く出て失敗です。

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今度はミキシンググラスにまず50℃のお湯を注いでからその上に10gの玉露を入れてみました。

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もちろん、後から軽いお茶を入れているので上の方はお湯につからずに乾いたままです。
それでも我慢して何もせずに2分待ちます。

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そーっと注ぐと…透き通ったきれいな玉露が出来ました。
上品な甘みで美味く淹れられていますね。

ミキシンググラスで玉露を淹れるコツは以下の通りです。
① お茶の粉は出来るだけ入れないように。粉は浸出が早く渋味が出すぎる原因になります。
② お湯を先に注ぐ。お茶の葉に高い位置からお湯を注ぐとお茶の表面に付着している粉が外れやすく、濁る原因になります。
③ お茶の葉を入れてからゆすったりせずに最小限の動きで出す。自然にお茶の葉が開いていくようにするのがポイントです。

お茶を注ぎ終わってもまだお茶の葉が乾いているところがあるのでもったいないような感じもしますが、ケチらずに淹れると本当の玉露の味が楽しめますよ。

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