玉露-お湯の温度による味の違い

今日は玉露の美味しい淹れ方を研究してみましょう。
お湯の温度による味の違いを見ます。

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玉露を淹れるときにはとにかくお湯の温度管理が重要です。

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お茶の葉の量は10g(3人前)です。

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お湯の量は60ml、お湯の温度は沸騰直後、70℃、60℃、50℃で比較します。

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浸出時間は2分間。一度湯冷ましに注いでから茶碗に注ぎ分けると濃度が一定になって便利です。

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左から50℃、60℃、70℃、95-100℃です。
沸騰直後(95-100℃)は凄く苦く渋い味になりました。
高温でしかも長時間抽出だったらどんなにいいお茶でも台無しになります。
上級煎茶にいいと言われている70℃でも2分も浸出時間をとると渋味が出てとても飲めたものではありません。
60℃でも少し渋味が前に出てきていました。
それではもっと下げようと50℃にするとこの渋味、苦味が消えいい甘さ・旨みが前に出てきました。
2分浸出時間をとるのであれば60℃でも高温で、50℃以下にしないと上手く抽出できませんね。

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