よく日本茶を注ぐ時に「最後の一滴が一番美味しいんですよ」なんて言いますが、本当なんでしょうか。一度調べてみましょう。
煎茶で試してみます。
お茶の葉の量を6g。
お湯の量が260ml、お湯の温度が90℃。
1分待って注ぎます。
味の違いがわかるように30mlずつショットグラスに注いでいきます。
左が注ぎ始め、右が注ぎ終わりです。
右二つが色が明らかに違ってました。
味は左から薄いものが4つ続き、その後二つはちょっとお茶の味が混ざって来ましたがまだ薄かったです。
それに比べて右二つはすごく濃く、渋い味になりました。
このように急須でいれるとほとんど水っぽい色が着いてるだけのお茶が半分以上、最後のちょっとだけがすごく渋いお茶になっています。
なので現実には「最後の一滴は一番濃く出る」というのがわかりました。
美味しいということで最後の一滴まで出してもらい、二煎目も出せるようにするのが「最後の一滴が美味しい」といわれる本当の理由なのかもしれませんね。