茎茶(かりがね)を美味しく淹れる-その2

今日は昨日に引き続きかりがねの美味しい淹れ方を研究してみましょう。

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同じく玉露の茎茶(かりがね)を使います。

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まずはお茶の葉の量8g、お湯の温度を80℃にしてお湯の量は270ml、浸出時間を40秒にします。

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中級煎茶に近い淹れ方ですね。
温度が高い分、少し渋味が出てきました。お湯の量が多いので水っぽさも出てよくないですね。渋味が前に出てきた分、後味の甘みも消え、爽快さに欠けます。この出し方だともっと安い煎茶でも同じ味になりますね。

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甘みを出そうと思って今度はお茶の葉の量9g、お湯の温度60℃、お湯の量180ml、で浸出時間60秒でやってみます。高級煎茶の淹れ方をベースにお茶の葉の量を一人1gずつ増やし、温度を下げる事で渋味を抑える作戦です。

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右手前が60℃で淹れたお茶です。
甘みの余韻がありますが、ちょっと濃いですね。60℃で淹れるとお茶がぬるくなるので茶器もしっかり温めるといいですね。
もう少し研究を続けます。

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