加賀棒茶は普通のほうじ茶に比べて焙じかたが浅いのが特徴です。
もし、もっと焙じてみればどうなるのでしょうか。
これが加賀棒茶です。まだ緑色が残っていて白っぽいのがわかりますね。
焙じ器に入れて焙じてみましょう。
9.5gの加賀棒茶を入れて中火で少し火から離して焦げないように5分ほど焙じてみました。
右が焙じた後です。0.5g減って9gになりました。
色が茶色になっていますね。
これを6g、土瓶に入れて沸騰させた熱湯を260ml注ぎます。
浸出時間は30秒にしてみました。
焙じる事で加賀棒茶特有の若い香りや煎茶っぽい味がなくなり、優しい味になりました。
水色も澄んだ濃い茶色になり同じお茶とは思えない変化がおきました。
加賀棒茶の良さを生かすなら焙じずにそのまま淹れた方がいいのですが、これ、なかなか面白いですね。