釜炒り茶飲み比べ(五ヶ瀬)

今日は宮崎県五ヶ瀬で作られた釜炒り茶を飲み比べてみます。

こちらはブレンド。2014年のものです。

5gのお茶に75℃、100mlのお湯を注ぎ45秒。

こちらもブレンドですが、やぶきたとおくみどりのブレンド。2017年のものです。

同じ条件で淹れます。

こちらもブレンドですが、これはゆずの皮を乾かしたものも入ってます。

こちらも同じ条件で。

2014年のブレンドはコクがあり、火入れをした甘みもありおいしいです。
2017年のやぶきたとおくみどりのブレンドはあっさりしてました。
ゆずが入ったものはゆずの香りはいいんですが、味に甘みがないので甘みを足したくなる味ですね。ハチミツなどを入れると好みの味になりそうです。

釜炒り茶飲み比べ(うんかい、おくみどり、たかちほ)

今日は釜炒り製緑茶、略して釜炒り茶を飲み比べます。

こちらはうんかい(2017年)。宮崎県のものです。

5gのお茶に75℃、40秒で淹れます。

こちらはおくみどり(2015年)。こちらも宮崎です。

同じ条件で淹れます。

こちらはたかちほ(2017年)。こちらも宮崎。

これはちょっと形が大きいですね。

釜炒り茶は蒸製煎茶に比べてまったりとして全体的にコクがある感じですね。
うんかいは旨味があり、おくみどりは火が入った甘みがあり、たかちほは番茶っぽい味です。
これはうんかいとたかちほは2017年、おくみどりは2015年なので火を入れなおしたから火の甘みが前に出ているのかもしれません。この火の入れ方が上手く、おいしかったです。
うんかいとたかちほは品種の違いもあるかもしれませんが、うんかいの方がこまかいので収穫時期の違いでこれだけ味が変わっているんだろうなと推測されます。
釜炒り茶は日頃飲んでないので、まだまだこれから勉強ですね。

玉露、かぶせ茶飲み比べ

今日は玉露とかぶせ茶の飲み比べをします。

これは八女の伝統本玉露です。
品種は藤翠(2016年)。

5gのお茶に50ml、45℃の温めのお湯で長め(80-90秒)に浸出します。

こちらも八女の伝統本玉露、在来(2016年)です。

こちらも同じ条件で淹れました。

でこちらが八女のかぶせ茶。
品種はごこう(2017年)です。

湯温を気持ち高めにして淹れてみました。

玉露二つに比べてかぶせ茶はすっきり、さっぱりした味わいで後味にふっと渋味が残ります。
玉露の品種違いは正直決定的な違いというものは分かりませんでした。
もっと濃い方が玉露のパンチが出ていいと思うので、お湯の量を30ml程度にして濃度を高くする方がいいことがわかりました。

渋味が特徴の煎茶に比べて旨味が大事な玉露は心地よい濃度感というのがあると思います。
料理における塩加減のように塩の量が一定の場合、水が多いと物足りなく感じ、逆に水が少ないとしょっぱくて美味しく感じない、ちょうどいい水加減があるようにお茶も心地いい濃度におさまるお湯の量を見極める事が美味しく淹れるポイントになりますね。

ただ、これはお茶の持っている内容や蒸し加減や揉み加減による浸出のしやすさにより変化するので一概に何gのお茶に何mlのお湯を注げば美味しいって問題ではないと思うんですよね。

粉が多い場合、浸している時間が長いと出すぎて渋くなりやすいですし、
揉みこみが荒いと内質が浸出しにくい傾向があります。
この辺りはお湯を注ぐ前の乾いたお茶の状態をよく見てある程度イメージしながら淹れ、修正していくしかないですね。

今までお茶の葉は何となくしか見てませんでしたがこれからは注意深く見ていこうと思います。

かぶせ茶飲み比べ

今日はかぶせ茶の飲み比べをします。

かぶせ茶とは玉露や抹茶のように新芽が出てくる時期に覆いをするのですが、玉露や抹茶よりも短い期間遮光する事で玉露と煎茶の中間の味わいを出すお茶を指します。
これは静岡のやぶきた(2017年)。

淹れ方は煎茶と同じく5gのお茶に100ml、70℃のお湯で1分浸出しました。

今は煎茶でも覆いをする事も多いのでかぶせ茶ってかなり幅があるんですよね。
煎茶よりも渋いかぶせ茶や、玉露のようなかぶせ茶もあります。

こちらは八女のかぶせ茶。
品種は山の息吹(2017年)です。

少しこちらの方が青色っぽいですね。

やぶきたは優しい旨味があり、渋味も穏やかで飲みやすいです。
山の息吹はまろやかで旨味は自然な感じ、草の露っぽさもあります。

飲み比べると好みはあるのですが、一つだけで飲むとこれはこれでいいって思ってしまいますね。
その辺りのいい加減なところがお茶の面白いところですね。

手もみ茶、熟成茶

今日は変わった煎茶を飲んでみます。

こちらは全国手もみ茶技術競技大会で作られた手もみ茶です。
奈良県チームが作った煎茶です。

一般には非公開のこの競技大会、2017年秋に京都で行われた時に作られたものです。

そしてこちらは2013年に作られた高知の煎茶です。

基本的に日本茶は長期保存することなく飲まれることが多いですね。
どちらかというと新茶が重宝されるのですが、お茶は渋味が落ち着いた秋ごろがいいという人もいます。

そういう点ではこうした数年経ったお茶ってどういう味なのか興味深いですね。

手もみ茶は和紙を張ったほいろで揉むので機械で揉んだお茶にはないほいろの風味があります。渋味もしっかりあり、昔のお茶ってこんなんだったんだろうなぁと。
熟成茶は優しい口当たりで渋味もまろやかになっています。香りはあまり感じられませんでしたが、ある程度のお茶の量を手に入れて飲み続けないとわかりませんね。
その場合お茶が湿気るので、再乾燥を定期的にしながら変化を見るのもやってみたいと感じました。

あさのか、印雑131、そうふう飲み比べ

今日はあさのか、印雑131、そうふうの煎茶飲み比べをします。

2016年のあさのかです。鹿児島産。

やぶきたとCp1を交配した品種だそうです。

こちらは印雑131です。2016年製造のものです。静岡産。

なかなか癖のある味わいです。

こちらがそうふう。静岡産、2017年のものです。

そうふうはやぶきたと印雑131から生まれた品種です。

すべて5gのお茶に100ml、70℃のお湯を注ぎ、1分で淹れました。

あさのかは旨味がある系で飲みやすい煎茶ですね。
印雑131はオリエンタルな香気で味も個性的で好みが分かれそうです。
そうふうは萎凋をしている為、烏龍茶風の香気で味もほのかに印雑131っぽさも感じられ、これは美味しい!と思いました。

その時にはっと気付いたのですが、
品種飲み比べをする上で、ストーリーを作れば面白いんじゃないのかと。

まずはやぶきたを飲み、煎茶の今のスタンダードの味を知る。
そして印雑131を飲み、個性的な味を知り、煎茶の味の振れ幅の大きさを感じる。
その上でやぶきたと印雑131を掛け合わせたそうふうを飲み、新たな味に出会う。

父を知り、母を知り、そして新たな子供を知る。
そういう飲み方が品種飲み比べの一つの形としてアリですよね。
これ、オススメです!

くらさわ、こうしゅん、静7132飲み比べ

今日はくらさわ、こうしゅん、静7132の煎茶飲み比べをします。

くらさわ(天竜、2016年)です。

やぶきたの実生から選抜した品種です。

こうしゅん(両河内、2017年)。

くらさわとかなやみどりを掛け合わせた品種です。

静7132(天竜、2017年)。
こちらもやぶきたの実生選抜品種です。

すべて5g、100ml、70℃のお湯で1分程度で淹れました。

今回は香りに注目します。

くらさわは普通な感じです。
こうしゅんは華やかな口当たり。
静7132はさくらもち?っぽいんでしょうか。クマリンという成分が影響しているみたいです。

おおむね、さやまかおり、はるみどり飲み比べ

今日はおおむね、さやまかおり、はるみどりの煎茶飲み比べをします。

こちらはおおむねと呼ばれる静岡(2017年)のものですね。

私の煎茶の基準は5gのお茶に、100ml、70℃のお湯を注いで大体1分。

これで一度味を見てそれから渋味の出方で温度を下げるか、上げるかを考え、濃度調節でお湯の量と浸出時間を調節します。

こちらは2017年の豊橋のさやまかおり。
「色は静岡、香りは宇治、味は狭山でとどめさす」と言われるブランド茶ですね。

萎凋させると独特の香気があると言われるんですが、まだ私はわかっていません。
今度調べようっと。

そしてこちらがはるみどり(2017年)。静岡、両河内産です。

さぁ、飲み比べてみましょう。

おおむねは味があっさりとしていて煎茶ですが水分補給的にさらっと飲めるのがいいですね。
さやまかおりはすっきりとした渋味で頭がリフレッシュします。
はるみどりは旨味があり、旨味好きな方々に受けそうな味わいです。
個人的にイチ押しは気持ちの切り替えに使えそうなさやまかおりでした。

あさつゆ、さえみどり飲み比べ

今日はあさつゆとさえみどりの煎茶飲み比べをします。
どちらも旨味が強い高級茶向け早生品種です。

こちらは手摘みのあさつゆ。愛媛産(2017年)のものです。

お湯の量は少なめに、温度は低めで淹れてみます。

こちらは鹿児島のあさつゆ(2017年)。
あさつゆは宇治在来種の実生からの選抜で命名登録されたのが1953年の品種です。

鹿児島で多く生産されている品種ですね。

そしてこちらがさえみどり。静岡(2016年)のものですね。

やぶきたとあさつゆを交配させて作った品種で、玉露の出品用品種として爆発的人気を誇ります。
もともと渋味が少なく旨味がある品種なので煎茶でもかなり旨味が感じられます。

それぞれ淹れて味を比べて見ましょう。

愛媛のあさつゆはみずみずしい旨味と後味がさわやかで、渋味はほとんど感じられません。だからといってかぶせ茶っぽくもないですね。美味しいです。
鹿児島のあさつゆは少し火が入って、そのため甘みがはっきりとしていて美味しいです。仕上げがすごく上手いといいますか、この火の感じは甘いものよりあられやおかきと合わせると美味しいんじゃないかと思います。
さえみどりはほのかに旨味があり、さっぱりとして飲みやすいです。
個人的には愛媛のあさつゆが良かったですね。

おくみどり飲み比べ

今日はおくみどりという品種の飲み比べをします。
飲み比べるのは太陽を浴びて育てた葉で作る煎茶です。

こちらは静岡・両河内のおくみどり(2014年)。

5g、100ml、70℃で様子を見ます。

こちらは滋賀の朝宮のおくみどり(2016年)。青いですね。

見るからに旨味が感じられる色ですね。

そしていつものごとく淹れます。
最近は時間で淹れるんじゃなく、お茶の葉の開き具合で淹れるようにしています。
その方が美味しく淹れられる気がするんですよね。

左が両河内、右が朝宮です。
朝宮の方が色が薄く、透き通っています。
でも旨味は朝宮の方が強いんですよね。
どちらも旨味が前に出ていたので煎茶らしく淹れるのであれば次回はもっと高い温度でさっと淹れて渋味も混ぜていこうと感じました。