今日はあさつゆとさえみどりの煎茶飲み比べをします。
どちらも旨味が強い高級茶向け早生品種です。
こちらは手摘みのあさつゆ。愛媛産(2017年)のものです。
お湯の量は少なめに、温度は低めで淹れてみます。
こちらは鹿児島のあさつゆ(2017年)。
あさつゆは宇治在来種の実生からの選抜で命名登録されたのが1953年の品種です。
鹿児島で多く生産されている品種ですね。
そしてこちらがさえみどり。静岡(2016年)のものですね。
やぶきたとあさつゆを交配させて作った品種で、玉露の出品用品種として爆発的人気を誇ります。
もともと渋味が少なく旨味がある品種なので煎茶でもかなり旨味が感じられます。
それぞれ淹れて味を比べて見ましょう。
愛媛のあさつゆはみずみずしい旨味と後味がさわやかで、渋味はほとんど感じられません。だからといってかぶせ茶っぽくもないですね。美味しいです。
鹿児島のあさつゆは少し火が入って、そのため甘みがはっきりとしていて美味しいです。仕上げがすごく上手いといいますか、この火の感じは甘いものよりあられやおかきと合わせると美味しいんじゃないかと思います。
さえみどりはほのかに旨味があり、さっぱりとして飲みやすいです。
個人的には愛媛のあさつゆが良かったですね。